動悸について

心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをし、その拍動は一日に10万回にもおよびますが、普段はほとんど自覚することはありません。
動悸とは、通常では感じられない心臓または動脈の拍動をどきどきする感じとして自覚することです。動悸の原因はさまざまで…

(1)運動や精神的緊張、
飲酒などの際に生じる生理的な反応

(2)貧血、甲状腺機能亢進症などの
内分泌疾患、肺疾患など

(3)弁膜症や、心臓の筋肉の
病気である心筋症などの心臓病

(4)期外収縮などの不整脈

(1)運動や精神的緊張、飲酒などの際に生じる生理的な反応

(2)貧血、甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、肺疾患など

(3)弁膜症や、心臓の筋肉の病気である心筋症などの心臓病

(4)期外収縮などの不整脈

などがあげられます。
最も多くみられる不整脈は期外収縮で、「心臓が一瞬ドキンとする」「心臓が一瞬止まるようだ」などの動悸として感じることが多く、健康な人にもしばしばみられ、過労や精神的ストレス、睡眠不足、タバコ、コーヒー、深酒などが誘因になることが多いようです。正確な診断には症状を自覚したときの心電図の記録や、日常生活や仕事をしながら外来で24時間の心電図を記録するホルター心電図が必要です。
また弁膜症や心筋症などの心臓病がないかどうか、診察や胸部レントゲン写真、心臓超音波検査が必要です。
更に、血液検査により甲状腺機能亢進症や貧血など心臓以外の病気の有無も明らかになります。

以上、動悸の原因はさまざまで、症状を自覚した時の心電図を記録しなければ正確な診断をつけることが難しく、一度循環器内科を受診されてはいかがでしょうか。